縮毛矯正の成功を左右するカウンセリングの重要性
縮毛矯正の失敗は取り返しがつかない事になってしまうことが多いです。
縮毛矯正の技術はすべてが方程式のような難しいきめ細やかな法則があり、髪質によって薬の強さを強めたり、弱めたり、薬液の浸透の時間を調整をしやたり、トリートメントを配合したり、いろいろな方法で調整して行います。
ひとつでも計算を間違ってしまうと傷んでしまったり伸びなかったりします。
ですから、きれいに仕上がったときの達成感は、技術者は忘れられないですし、お客様に感動を与えることができると思います。
まず、綺麗なストレートヘアーを作るのに重要なカウンセリング(観察)についてです。
施術前(カウンセリング&観察)
一番大事な作業ですね。まず、素材を見極めなければいけません。カウンセリングと同時に髪の毛の隅々まで観察することが一番大事です。
この作業が見間違うと、すべてが台無しになってしまいます。
カウンセリング
ココで聞かなければならないことは、たくさんあります。
縮毛矯正に慣れている技術者なら、見ただけですべてがわかりますが、まだ経験の浅い技術者では、何を聞いていいのか、何処を見ればいいのかわかりませんよね。
何も話さないでいきなり、作業に入ることはできませんよね。挨拶か始まって、どうして、このお店を選んでくれたのか?ご紹介なのか?ホームページからなのか?それとなく聞くところから始めます。
お友達のご紹介なら、もう来店したときから、半分はお店の技術を信じていただいているので、作業はやり易いですね。ホームページや情報誌などでお店を知った人は、来店時は30%ぐらいしか信じていませんよね。
ですから、観察しながらひとつづつ聞き出します。
観察
全体を見て、縮毛矯正の経験はあるのか?いつ頃したのか?とか、見るだけでもわかるようなことだが、聞きながら会話をし、前回縮毛矯正したお店のレベルを推し量ります。
まず、こんな人はあまりいないが、綺麗にストレートになっているのに来店される人の場合、どうして来店されたか、私は、特に聞きたくなる。きれいに仕上がっているのだからお店を変える必要は、ないと思ってしまうのである。
このお客様の前のお店の技術に不満があるのか?接客に不満があるのか?引っ越したのか?担当のスタッフが辞めてしまったのか?気になってしょうがない。技術に気になるのなら今どこが気になっているのかを細かく聞いて、答えを出していくのが、縮毛矯正の面白いところかな。
綺麗になっていないお客様の場合、お客様が不満に思っていることをひとつづつ吐き出してあげるよに会話を進めていきます。そして、お客様の不満に同調してお話します。すると、お客様も口が軽くなって、前回のお店で、かからなくてかけ直しをしてもらったとか、実は、ブリーチをしたんだけど黒染めしちゃったとか、自分が見過ごしていた情報を得られることもあります。会話は必要ですね。
そしてカルテにも施術前に話した小さな不満も記入しておきます。それが、施術で治ったのか、どうかを施術後チェックしていきます。これが縮毛矯正を上達する秘訣だと思います。
髪の毛の太さ場所によって違いますよ。
髪の毛の太さって頭の部位によって太さが違うっていうこと、ご存じですか?
それには、法則があるんですよ。
私の経験上、右ききの人は、髪の毛が左の方が太いし、多いです。左ききの人は、髪の毛の右の方が多く太い傾向があるんですよ。
また、出産の多い人や、男の子を産んでいる人は、前髪が成長しづらくなったり、細くなりやすいですね。
あと、頭皮は紫外線に影響を受けるので、分け目とかが紫外線による老化現象を起こしやすく髪の毛が成長し続けなくなり、いわゆるあほ毛が増えてしまいます。
縮毛矯正の薬は、太い部分から塗りましょう。
髪の毛の形状で縮毛矯正の薬の効き方も違いますよ
髪の毛の形状をみて、縮毛矯正のパーマ液の強さ、放置時間を設定しますので、観察必要なんですよ。
これを見間違えると、傷んでしまったり、くせが取れなかったりします。
まず、ウェーブの観察します。意外とかかりにくいのが、大きなウェーブの髪の毛。根元は、簡単に伸びるが、毛先の方がのびにくいですね。はねるような癖がなかなか取れません。
あと、まっすぐに見えても触るとザラザラしている髪の毛もなかなか艶のある髪の毛が作りにくいですね。手で触って、傷んでいてザラザラするのか?髪の毛がザラザラした髪の毛なのかを見極めることも大切ですね。
その他の観察
乾いている髪の毛を診ることも大切ですし、濡れた時の髪の毛を観察することを大切です。
乾いたら出るくせ、濡れたら出るくせがありますからね。
よく大型店では、たくさんの技術者が入れ替わり立ち代わりする為、この観察が一本化できません。縮毛矯正の技術を一人でやってようやくわかるくせとかもあります。よほど大型店の縮毛矯正の技術者は、技術の収得が必要ですね。
観察は、薬液を塗る前だけで終わる物でなく、施術している最中も観察は必要です。
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